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棚田 2〜6 運営引き継ぎマニュアル
目次
水管理・水路
- 水は上から自然に流れてくる。上の棚田がいっぱいになると、自然にオーバーフローして下へ供給される。基本的に水の心配は少ない。
- パイプで棚田間が接続されている。地中を通るパイプが各棚田を繋いでおり、水が流れる仕組み。パイプの位置を把握しておくこと。
- 水抜きパイプがある。水が溜まりすぎた時に抜くための緊急用パイプ。ミミズなどで詰まることがあるので、水が引かない場合はパイプを確認。
- 一部の棚田は水が自然に抜けにくい構造で、放っておいても大丈夫な場所もある。逆に水を入れすぎると排出できなくなるので注意。
上の棚田(他の人の管理)
↓ 自然にオーバーフロー ↓
3 4 → パイプ → 5 6
↓ 板で止水・調整 ↓
2 → 下流へ
↓ 自然にオーバーフロー ↓
3 4 → パイプ → 5 6
↓ 板で止水・調整 ↓
2 → 下流へ
水量に注意:水を入れすぎると土がヌメってしまい、耕運時に機械がはまる原因になる。適度な水位を保つこと。
畦シート・止水
- 各棚田には畦シートが既設。基本的にそのまま使える。
- 一部穴が開いている箇所あり。シートが剥げている場所を確認し、必要なら補修する。水漏れの原因になる。
- 棚田間の止水は板で行う。水の流れをコントロールするために板を渡して堰き止める。
板の材質:鉄板は濡れると滑って危険。木の板の方が安全(滑りにくい)。倉庫に板のストックあり。
肥料
- 肥料は鶏糞を使用。
- 耕運する前の乾いた状態で撒く。水を入れてから撒くと流れてしまう。
- 散布量の目安は1枚あたり2袋(棚田2〜6のサイズ感で)。
- 周囲の人は早めに肥料を撒いている。雨が降る前に撒いておくと、自然に土壌に浸透して効果的。
散布の手順
- 田んぼが乾いた状態であることを確認
- 鶏糞をまんべんなく散布(奥まで行き渡るように)
- 耕運して土に混ぜ込む
- その後、水を入れる(代かきへ)
水を入れてからの散布はNG! 肥料が流れてしまい効果がなくなる。必ず耕運前の乾燥時に撒くこと。
耕運・代かき
- ロータリーで土を起こす。土が回転して混ざり、肥料が均一に行き渡る。
- 早めに着手する。土が乾いているうちに耕した方が作業しやすい。雨が降ると土が重くなって大変。
- 代かきは耕運後に水を入れてから行う。土を沈殿させるのがポイント。ぐちゃぐちゃに練り込みすぎない。
最大の注意:機械のはまり!
狭い場所・柔らかい場所では機械がはまるリスクが高い。はまった時のダメージが一番大きい。
狭い場所・柔らかい場所では機械がはまるリスクが高い。はまった時のダメージが一番大きい。
- ぬかるんでいる場所は早めに通過する
- バック操作は最小限に(Uターン時が一番危ない)
- 狭い棚田ではアタッチメントを小さいものに変える
- やばいと思ったら無理せず手前で止める
田植え・管理
- 全面に植えなくてもOK。管理できる範囲で作付けする。欲張って広くやると草取り・管理が追いつかなくなる。
- 草刈りのために、急斜面側は畦を残しておくと管理がしやすい。
- 田植えの人手は集まりやすい。問題は耕運・代かきの人手。機械を扱える人を確保しておくこと。
- 地域の子どもたちを集めて体験イベントにするのも良い。お米のお土産付きで集客。
現場のコツ・注意点
| 項目 | 宮原さんの助言 |
|---|---|
| 草刈り | 量が多い。肩に来るので計画的に。畦際は残す方が安定する |
| 水不足時 | 過去に1回だけ水が足りなかったことがある程度。基本心配不要 |
| 畦の左側 | 落ちないように注意。幅が狭い箇所あり |
| 記録 | 写真を撮りながら作業する。順番を記録しておくと翌年の参考になる |
| スケジュール | 自分のペースでローテーションを組む。周囲と同じにする必要はない |
| 止水板 | 木の板がベスト。鉄は滑る。倉庫の板を使う |
基本方針:周りの人のやり方を見て真似するのが一番。ただし自分流にアレンジしてOK。無理せず管理できる範囲でやること。